「すみませーん!」
答えはなかった。
「すみませーん!」
おっさんはもう一度言ってみた。誰もいないようだったから、おっさんは帰ろうとしたが、急にどこかの扉から若い男の人が出た。
「はい?」
「あの、ここにあったゲームセンターのことは知りませんでしょうか?」とおっさんが尋ねてみた。
若い男がおっさんを見つめていた。
「ゲームセンターですか?」
おっさんが頷いた。
「そうですね、この劇場が建てられる前ゲームセンターでしたかね、ここには・・俺は聞いた限りではあまりお客がいなくて潰れてしまったからこの場所を劇場に売り上げたのです。確かそうでしたかね。」
「あ、そうですか。どうも、ありがとうございました。」
おっさんは劇場を去った。おっさんはとても虚しくなりました。
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