3. 永遠に続くものはない

「すみませーん！」
答えはなかった。
「すみませーん！」
おっさんはもう一度言ってみた。誰もいないようだったから、おっさんは帰ろうとしたが、急にどこかの扉から若い男の人が出た。
「はい？」
「あの、ここにあったゲームセンターのことは知りませんでしょうか？」とおっさんが尋ねてみた。
若い男がおっさんを見つめていた。
「ゲームセンターですか？」
おっさんが頷いた。
「そうですね、この劇場が建てられる前ゲームセンターでしたかね、ここには・・俺は聞いた限りではあまりお客がいなくて潰れてしまったからこの場所を劇場に売り上げたのです。確かそうでしたかね。」
「あ、そうですか。どうも、ありがとうございました。」
おっさんは劇場を去った。おっさんはとても虚しくなりました。

2. 人生劇場

おっさんは、ゲームセンターに行くことに決めた。

しかし長らくゲームセンターを訪れたことがなかったおっさんは、昔よく行っていたゲームセンターがもう存在しないことを知らなかった。昔ゲームセンターがあった場所に辿り着いたおっさんは、ゲームセンターの代わりに建っている劇場を見て驚いた。

「もしかしたらゲームセンターはどこかに移転したのかもしれない。劇場の人がなにか知っているかもしれない。入ってちょっと聞いてみよう」

おっさんは劇場の入口をくぐった。

1.悩み

ある日に、あるおっさんが街を歩いていた。
まだ午後六時になったばかりだったが、秋だったのでとても暗かった。おっさんはの心は考えでいっぱいだった。今日妻に掃除すると約束していたのに、ゲームをしたくてしたく仕様がなかった。電車に乗って家に帰るか、ゲームセンターにゲームをしに行くか、悩んでいた。